旧PROMINENCE3年 和訳[303]

【プロミネンス3年】Lesson9/A New Way of Remembering【和訳】

このページではプロミネンス・コミュニケーション英語3年/Leeson9【A New Way of Remembering】の和訳を載せていますが、学校で習う表現と異なる場合がありますので、参考程度に見てください。

【PROMINENCE3】Lesson9/A New Way of Remembering【和訳】

Part1

昔、考えを覚えておくこと以外には、考えを利用するためのものは何もありませんでした。

そして記憶に保存された考えは、何世代も通して口で伝えられました。

ですから、書くことは、すでに知っていることを人に思い出させる画期的な発明でした。

人は脳の中に保持されているものに全面的に頼る必要がもはやなくなったのです。



Part2

数世紀前には、紙や、本や、写真のような技術のおかげで、記憶を保管し、取り出すことができました。

しかし、そうした時代に生きていた人が、21世紀にはデジタルの情報のおかげで、人は記憶を外在化できるようになっているだろうと予見できたでしょうか?

Part3

今日では、私たちはほとんど何も覚えていないように思えます。

脳科学者によって行われた調査によると、30歳未満の人の3分の1は、携帯電話を見なければ、自分自身の家の番号さえ思い出せないのです。

すべての成人のうちの30%が、肉親の誕生日を3人までしか思い出せないということを、同じ調査は明らかにしました。

私たちの持っている装置が、今では、そうしたことを覚える必要性を排除しているのです。

忘れられた電話番号と誕生日は、科学技術のせいで、私たちの毎日の記憶が浸食されていることを表わしています。

情報を脳の外に保管するためのこうした技術は、私たちの世界に役立っていますが、また、私たちがどのように考え、どのように脳を使うのかを変えてきています。

私たちの生活がさらにオンライン化すればするほど、私たちの内部の記憶と外部の記憶の間の関係がもっと劇的に変化します。



Part4

写真、ビデオ、デジタル記録は、本と同じように、私たちの記憶のための新しい道具です。

ライフロギング、すなわち、自分自身をデジタル装置で記録することは、次にやって来る論理上必然の段階です。

Part5

73歳のコンピューター科学者ゴードン・ベルさんは、自分の脳内のメモリーに加えて、デジタルメモリーをつけ続けています。

このデジタルメモリーは何でも、忘れてしまうかもしれないものは何もかも記録します。

小さなデジタルカメラがベルさんの首の周りにぶら下がっていて、目の前を通り過ぎるどんな光景も記録します。

デジタルレコーダーは、耳にするどんな音でもすべて記録します。

また、ベルさんは、どこにいるのかや、誰と一緒にいるのかを、いつでも瞬時に理解するためにメモリーと特別製の検索エンジンを使っています。

写真の記録もとっていますから、何かをなくすという言い訳がまったくできません。

ベルさんのデジタルメモリーは決して忘れません。

Part6

今のところ、ベルさんの内部メモリーと外部メモリーが、いつも一致するとは限りません。

ベルさんが保管されている外部メモリーのうちの一つにアクセスするためには、まだ、ベルさんはコンピューター上でそのメモリーを見つけて、目と耳を使って脳に「再インプット」しなければいけません。

ベルさんのライフログは、ベルさん自身を拡張したものかもしれませんが、まだ、ベルさんの一部にはなっていません。

しかし、そう遠くはない将来には、ベルさんのコンピューターが知っていることと、ベルさんの脳が知っていることの間の距離は、なくなるかもしれません。

結果的に、私たちの脳は私たちのライフログに直接、接続されるかもしれません。

その結果、外部記憶が、まるで内部記憶であるかのように機能し、そう感じることでしょう。

忘れることにあらがうこうした決定的な武器は、私たちをよりよい生活へと導いてくれるものなのでしょうか?