プロミネンス 2年 和訳[328]

【プロミネンス2年】Optional Reading1/Long Walk to Forever【和訳】

このページではプロミネンス・コミュニケーション英語2年/Optional Reading1【Long Walk to Forever】の和訳を載せていますが、学校で習う表現と異なる場合がありますので、参考程度に見てください。

【PROMINENCE2】Optional Reading1/Long Walk to Forever【和訳】

あらすじ
ニュートとキャサリンは幼馴染でした。ニュートはキャサリンがヘンリーと結婚することを知り、結婚式の1週間前に、キャサリンを訪問し、2人は散歩に出かけます。そして、ニュートはキャサリンに愛を告白します。遅すぎる告白に驚き、最初は本気になれなかったキャサリンでしたがニュートと散歩しながら話をするうちに、次第に心が動かされていきます。

キャサリンとニュートは子供の頃からずっと仲のいい友達でした。今ではもう20才になっていました。ニュートが軍隊にいたので、2人は1年近くも会っていませんでした。
キャサリンはヘンリーと婚約をし、1週間後にする予定の結婚式の準備で忙しくしていました。

※この単元では、「she said」や「he said」はあえて和訳をしていません。

p63

キャサリン
キャサリン
歩く?
ニュート
ニュート
一歩一歩踏み出して
落ち葉を踏みしめて、橋を越えてーー
キャサリン
キャサリン
町に帰っていたなんて思ってもみなかったわ。
ニュート
ニュート
到着したばかりなんだ。
キャサリン
キャサリン
まだ、軍隊にいるんでしょう?
ニュート
ニュート
あと7ヵ月さ。

彼(ニュート)は砲兵隊の上等兵でした。彼の制服はしわくちゃでした。彼はひげを剃る必要がありました。

キャサリン
キャサリン
私、結婚するのよ、ニュート。
ニュート
ニュート
知っているよ、ちょっと歩こうよ。
キャサリン
キャサリン
ニュート、私とっても忙しいの。式はもう1週間後だし。ねえ、ニュート、式に出られる?
ニュート
ニュート
どうかな。




p64

キャサリン
キャサリン
一時休暇ってそんなに長くはないの?
ニュート
ニュート
一時休暇じゃないよ。
キャサリン
キャサリン
違うの?
ニュート
ニュート
無断外出ってやつさ。
キャサリン
キャサリン
何で、ニュート?お母さんは知っているの?
ニュート
ニュート
母さんに会いに来たんじゃないんだ。
キャサリン
キャサリン
じゃ誰に会いに帰って来たの?
ニュート
ニュート
君だよ。
キャサリン
キャサリン
何で私なの?
ニュート
ニュート
愛してるからだよ。ちょっと歩こうか? 一歩一歩踏み出し、落ち葉を踏みしめ、橋を越えーー

それから、彼らは歩きながら、落ち葉のつもった森の中にやって来ました。
キャサリンは怒って、うろたえてて、ほとんど泣き出しそうでした。

キャサリン
キャサリン
ニュート、こんなの絶対変よ
ニュート
ニュート
どんなふうに?
キャサリン
キャサリン
あなたが私を愛していると私に話すには時期が悪すぎるわ。あなたは、そんなこと言ったことないじゃないの。

キャサリンは立ち止まりました。

ニュート
ニュート
もっと歩こうよ。
キャサリン
キャサリン
今は、これ以上はだめよ。あなたと出てくるんじゃなかったわ。
ニュート
ニュート
でも、出て来た。
キャサリン
キャサリン
あなたを家から連れ出すためよ。
誰かが家にふいに入って来て、あなたがそんなふうに私に話してるのを聞いたら。式まで1週間なんだからーー
ニュート
ニュート
どう思われるかなぁ?
キャサリン
キャサリン
あなたの頭がおかしいって思うでしょうね。

p65

ニュート
ニュート
どうして?

キャサリンは深く息をついて、こう言いました。

キャサリン
キャサリン
ねえ、聞いて。あなたのした、こんなばかげたこと私はとても光栄よ。無断外出だなんて、本当に信じられない。あなたが私を本当に愛してるとは信じられない、でも、もしかすると、そうなのかも。でも…
ニュート
ニュート
愛してるさ。
キャサリン
キャサリン
とてもありがたいことね。
それに、私はあなたのことを友達として好きよ、ニュート、とっても好きなの…でも、ちょっと遅すぎるわ。

彼女は彼から一歩引きさがりました。

キャサリン
キャサリン
あなたは私にキスしたことさえないわ。

と言って、彼女は両手で自分の身を守りました。

キャサリン
キャサリン
あなたに今キスしなさいなんて言ってないわ。これは全く予期しないことだと言ってるだけよ。どんなふうに対応していいかちっとも私にはわからないわ。
ニュート
ニュート
もう少し歩こう、楽しもう。

彼らは再び歩き始めました。

キャサリン
キャサリン
あなたは私にどんな反応をして欲しいの?
ニュート
ニュート
どうすることを期待するのかどうして僕にわかるんだい?
僕はこんなことは今までしたことがないんだ。
キャサリン
キャサリン
私があなたの腕の中に飛び込むって思ったの?




p66

ニュート
ニュート
かもね。
キャサリン
キャサリン
がっかりさせてごめんね。
ニュート
ニュート
がっかりなんかしてないよ。あてにはしてなかったから。これは素晴らしいや、とにかく歩こう。

キャサリンは再び立ち止まりました。

キャサリン
キャサリン
次に何が起こるかあなたにわかるの?
ニュート
ニュート
いや。
キャサリン
キャサリン
私たちは握手をするの。私たちは、握手をして、友達としてわかれるのよ。それが、次に起こることよ。

ニュートはうなずきました。

ニュート
ニュート
わかったよ。僕のことを時々思い出してよ。僕がどれほど君を愛してるか忘れないで。

思わず、キャサリンは泣き出しました。彼女はニュートに背を向け、どこまでも続く木々の並びを見ました。

ニュート
ニュート
これどういう意味だい?
キャサリン
キャサリン
怒りよ!

彼女は手をぎゅっと握りしめました。

キャサリン
キャサリン
あなたには権利がないわ…。
ニュート
ニュート
見つけなきゃ。
キャサリン
キャサリン
もし、私があなたのことを愛してたとしたら、もっと前に伝えていたわ。
ニュート
ニュート
そうしていた?
キャサリン
キャサリン
そうね。

彼女は彼に顔を向け、とても紅潮した顔で彼を見上げました。

キャサリン
キャサリン
あなたはわかってたでしょう。
ニュート
ニュート
どうして?
キャサリン
キャサリン
あなたには分かっていたでしょう。女って隠しておけるほど器用じゃないもの。

ニュートは今度はじっとキャサリンの顔を見ています。
驚いたことに、自分が言ったことが本当で、女性は愛を隠せはしないんだと、キャサリンにはわかりました。

ニュートは(キャサリンの中に)愛を見ていました。
そして、彼はしなくてはいけない事をしました。彼は彼女にキスしたのです。

p67

キャサリン
キャサリン
あなたってとんでもない人ね!
ニュート
ニュート
そうかな?
キャサリン
キャサリン
急にキスなんかするんだもん。
ニュート
ニュート
どうだった?
キャサリン
キャサリン
あなた何を期待したの。激しい、恥知らずな情熱?
ニュート
ニュート
僕は、ずっと言ってるだろ。僕には、次に何が起こるか全くわからないんだ
キャサリン
キャサリン
私たちさよならね。

彼は、かすかに顔をしかめました。

ニュート
ニュート
わかったよ。

彼女はもうひとこと言いました。

キャサリン
キャサリン
私たちがキスしたこと後悔していないわ。素敵だったわ。私たちキスすべきだったのね、とっても親しかったんだもの。ずっとあなたのことは忘れないわ、ニュート、元気でね。
ニュート
ニュート
君もね。
キャサリン
キャサリン
ありがとう、ニュート。

彼女は、彼らが再び歩き始めた事に、不安げに気付きました。別れたことが忘れられていました。

ニュート
ニュート
君は本当に彼のことを愛してるの?
キャサリン
キャサリン
もちろん彼を愛してるわ。

と、彼女は怒った様に言いました。

ニュート
ニュート
彼のどこがいいの?
キャサリン
キャサリン
全くもう!

彼女は声を荒げ、立ち止まりました。

キャサリン
キャサリン
あなた言っちゃいけないこと言ってるのわかってる?とっても、とっても、とってもヘンリーはいい人よ!ええ。それに、いっぱい、いっぱい、悪いところもあるんでしょうね。でも、あなたには関係ないわ。私はヘンリーを愛してる、そして、私は、あなたと彼の長所を議論する必要なんてないのよ!




p68

ニュート
ニュート
悪かったよ。
キャサリン
キャサリン
全くもう!

ニュートは彼女にもう一度キスしました。彼女が彼にそうすることを望んだから、彼は彼女に再びキスしたのです。

彼女は物憂げで信じられないといった様子で首を振りました。

キャサリン
キャサリン
もう帰らなきゃ。
ニュート
ニュート
さよならって言いなよ
キャサリン
キャサリン
さようならって言うたびに、キスするんでしょう。

ニュートはリンゴの木の下の、しっかりと刈り込まれた草の上に腰を下ろしました。

ニュート
ニュート
座りなよ。
キャサリン
キャサリン
嫌よ。
ニュート
ニュート
触れたりしないから。
キャサリン
キャサリン
信じられないわ。

キャサリンは6mほど離れたもう1本のリンゴの木の下に座って、眼を閉じました。

ニュート
ニュート
ヘンリー・スチュワート・チェイスンズの夢かい。
キャサリン
キャサリン
なんですって?
ニュート
ニュート
将来の旦那さんのことを考えてれば。
キャサリン
キャサリン
わかったわ、そうするわ。

さっきより目を固く閉じると、将来の夫の姿がちらつきました。ニュートはあくびをしました。ミツバチが木々でブンブン言っていました。キャサリンはもう少しで寝てしまいそうになりました。目を開けると、ニュートが本当に眠っているのに気づきました。
小さくいびきをかき始めました。

キャサリンはニュートを1時間そのまま寝させておきました。寝てる間中、心の底からニュートのことがいとおしく思われました。リンゴの木の影が東に伸びました。

p69

どこか遠くの方で自動車のエンジンをかける音がし、失敗し、音がして、かからなくって、また静かになりました。

キャサリンは座ってた木の下から離れ、ニュートのそばで膝をつきました。

キャサリン
キャサリン
ニュート?
ニュート
ニュート
うーん?

彼は目を開けました。

キャサリン
キャサリン
遅いわよ。
ニュート
ニュート
やぁ、キャサリン
キャサリン
キャサリン
おはよう、ニュート。
ニュート
ニュート
愛してるよ。
キャサリン
キャサリン
知っているわ。
ニュート
ニュート
遅すぎだよね。
キャサリン
キャサリン
遅すぎね。

ニュートは立ち上がり、うめくように手足を伸ばしました。

ニュート
ニュート
とってもいい散歩だったよ。
キャサリン
キャサリン
私もよ。
ニュート
ニュート
ここで別れる?
キャサリン
キャサリン
どこへ行くの?
ニュート
ニュート
町までヒッチハイクして、それから自首するさ
キャサリン
キャサリン
お元気で。
ニュート
ニュート
君もね。
ニュート
ニュート
僕と結婚してよ、キャサリン。
キャサリン
キャサリン
嫌よ。

ニュートは笑って、一瞬だけキャサリンをしっかり見つめ、それから素早く歩いて行ってしまいました。キャサリンはニュートがどんどん小さくなっていくのを見守りました。もし今、立ち止まって、振り返りでもしたら、もしキャサリンって呼んだりなんかしたら、ニュートのもとに駈け出してしまうだろうなってわかっていました。彼女には選ぶことはできなかったでしょう。

ニュートは、立ち止まりました。彼は、振り返りました。彼は、名を呼びました。

ニュート
ニュート
キャサリン

キャサリンはニュートのところまで走って行き、抱きつきました。

言葉は出てきませんでした。