このページではプロミネンス・コミュニケーション英語2年/Optional Reading1【Long Walk to Forever】の和訳を載せていますが、学校で習う表現と異なる場合がありますので、参考程度に見てください。
【PROMINENCE2】Optional Reading1/Long Walk to Forever【和訳】
あらすじ
ニュートとキャサリンは幼馴染でした。ニュートはキャサリンがヘンリーと結婚することを知り、結婚式の1週間前に、キャサリンを訪問し、2人は散歩に出かけます。そして、ニュートはキャサリンに愛を告白します。遅すぎる告白に驚き、最初は本気になれなかったキャサリンでしたがニュートと散歩しながら話をするうちに、次第に心が動かされていきます。
キャサリンとニュートは子供の頃からずっと仲のいい友達でした。今ではもう20才になっていました。ニュートが軍隊にいたので、2人は1年近くも会っていませんでした。
キャサリンはヘンリーと婚約をし、1週間後にする予定の結婚式の準備で忙しくしていました。
※この単元では、「she said」や「he said」はあえて和訳をしていません。
p63
落ち葉を踏みしめて、橋を越えてーー
彼(ニュート)は砲兵隊の上等兵でした。彼の制服はしわくちゃでした。彼はひげを剃る必要がありました。
p64
それから、彼らは歩きながら、落ち葉のつもった森の中にやって来ました。
キャサリンは怒って、うろたえてて、ほとんど泣き出しそうでした。
キャサリンは立ち止まりました。
誰かが家にふいに入って来て、あなたがそんなふうに私に話してるのを聞いたら。式まで1週間なんだからーー
p65
キャサリンは深く息をついて、こう言いました。
それに、私はあなたのことを友達として好きよ、ニュート、とっても好きなの…でも、ちょっと遅すぎるわ。
彼女は彼から一歩引きさがりました。
と言って、彼女は両手で自分の身を守りました。
彼らは再び歩き始めました。
僕はこんなことは今までしたことがないんだ。
p66
キャサリンは再び立ち止まりました。
ニュートは頷きました。
思わず、キャサリンは泣き出しました。彼女はニュートに背を向け、どこまでも続く木々の並びを見ました。
彼女は手をぎゅっと握りしめました。
彼女は彼に顔を向け、とても紅潮した顔で彼を見上げました。
ニュートは今度はじっとキャサリンの顔を見ています。
驚いたことに、自分が言ったことが本当で、女性は愛を隠せはしないんだと、キャサリンにはわかりました。
ニュートは(キャサリンの中に)愛を見ていました。
そして、彼はしなくてはいけない事をしました。彼は彼女にキスしたのです。
p67
彼は、かすかに顔をしかめました。
彼女はもうひとこと言いました。
彼女は、彼らが再び歩き始めた事に、不安げに気付きました。別れたことが忘れられていました。
と、彼女は怒った様に言いました。
彼女は声を荒げ、立ち止まりました。
p68
ニュートは彼女にもう一度キスしました。彼女が彼にそうすることを望んだから、彼は彼女に再びキスしたのです。
彼女は物憂げで信じられないといった様子で首を振りました。
ニュートはリンゴの木の下の、しっかりと刈り込まれた草の上に腰を下ろしました。
キャサリンは6mほど離れたもう1本のリンゴの木の下に座って、眼を閉じました。
さっきより目を固く閉じると、将来の夫の姿がちらつきました。ニュートはあくびをしました。ミツバチが木々でブンブン言っていました。キャサリンはもう少しで寝てしまいそうになりました。目を開けると、ニュートが本当に眠っているのに気づきました。
小さくいびきをかき始めました。
キャサリンはニュートを1時間そのまま寝させておきました。寝てる間中、心の底からニュートのことがいとおしく思われました。リンゴの木の影が東に伸びました。
p69
どこか遠くの方で自動車のエンジンをかける音がし、失敗し、音がして、かからなくって、また静かになりました。
キャサリンは座ってた木の下から離れ、ニュートのそばで膝をつきました。
彼は目を開けました。
ニュートは立ち上がり、うめくように手足を伸ばしました。
ニュートは笑って、一瞬だけキャサリンをしっかり見つめ、それから素早く歩いて行ってしまいました。キャサリンはニュートがどんどん小さくなっていくのを見守りました。もし今、立ち止まって、振り返りでもしたら、もしキャサリンって呼んだりなんかしたら、ニュートのもとに駈け出してしまうだろうなってわかっていました。彼女には選ぶことはできなかったでしょう。
ニュートは、立ち止まりました。彼は、振り返りました。彼は、名を呼びました。
キャサリンはニュートのところまで走って行き、抱きつきました。
言葉は出てきませんでした。
