ジーニアス3年 和訳[310]

【ジーニアス3年】Lesson7/What are Stem Cells?【和訳】

このページではジーニアス・コミュニケーション英語3年/Leeson7【What are Stem Cells?】の和訳を載せていますが、学校で習う表現と異なる場合がありますので、参考程度に見てください。

【Genius3】Lesson7/What are Stem Cells?【和訳】

Part1

の体は約210種類の細胞を含んでおり、こうした細胞のおかげで、毎日、体が動き続けています――心臓が脈打ち、脳が考え、腎臓が血液をきれいにし、皮膚がはがれ落ちると皮膚の細胞を取り換えています。

細胞の働きは、こうしたあらゆる異なる細胞を供給することです。

幹細胞が分裂すると、もっとたくさんの幹細胞になったり、あるいは、もっとたくさんの他の種類の細胞になったりします。

例えば、皮膚にある幹細胞は皮膚幹細胞を再生できますし、あるいは、メラニン色素を作るといった独自の特別な働きを持っている分化した皮膚細胞を作りだします。

胞が定期的に死を迎えたときに、他の細胞に取って代わるのと同じように、幹細胞はケガをしたり、病気になったりしたときに、死んだ細胞を取り換えることで傷ついた組織を治してくれます。

幹細胞は、ミクロの世界で体を守ってくれる、私たちのお抱え医師軍団のようなものです。

細胞はたくさんの別々のカタチで現れ、体のどの器官でも、独自のタイプの幹細胞を持っていると考えられています。

例えば、血液は血液幹細胞から作られています。

しかしまた、幹細胞は人の発達の一番早い段階から存在しています。

科学者がこうしたものを育てると、この幹細胞は「胚性幹細胞」、すなわち、ES細胞と呼ばれます。

学者がES細胞についてワクワクする理由は、ES細胞の働きが、人が成長する間に体のあらゆる器官・組織を作ることにあるからです。

このことは、ES細胞は大人の幹細胞とは異なり、人の細胞のほとんどどんな種類の細胞でも作る可能性があるということを意味します。

血液幹細胞が血液しか作れないのに対して、ES細胞は血液も、骨も、皮膚も、脳も、その他のものも作れます。

このことはES細胞は病気になっている器官を治す(他の幹細胞)より素晴らしい自然の能力を持っているということになります。


Part2

トES細胞、すなわち、人の胎児の内部にある細胞のカタマリから育てられた細胞は、1998年、ウィスコンシン大学のジェームズ・トムソン博士によって最初に分離されました。

先に述べたことが示唆しているように、ヒトES細胞は、細胞治療に必要とされる種類の細胞を作ることに可能性のある手段を提供しています。

このことは死んでいる細胞を取り換えるために新しい細胞を作り、機能できる状態にある体の適切な部位に新しい細胞を注入できることを意味します。

例えば、機能不全の心臓に心筋細胞を移植できますし、あるいは、脳卒中によってダメージを受けた脳の一部に神経細胞を移植できます。

用的な応用に魅力的な可能性があるにもかかわらず、ヒトES細胞はたった1つの理由のために大きな議論を引き起こしてきています。

それはヒトES細胞が人の胎児から作られるからです。胎児はヒトES細胞を作るために、どこからやって来るのでしょうか?

ヒトES細胞は体外受精クリニックから送られてきます。

通常の状態では1か月に1個の卵母細胞の代わりに、(体外受精クリニックでは)普通は、母親は複数の卵母細胞が同時に成長することを引き起こすホルモン治療を受けます。

ですから、10個ないし12個もの卵母細胞が1つの周期に得られ、受精し、着床前胎芽として数日間成長することが許されるかもしれません。

結果として、すべての体外受精クリニックは、液体窒素の中に凍結された、たくさんの使用されていない着床前胎芽を持つことになります。

ある段階で、余っている着床前胎芽は処分されなければいけません。1つの選択肢は、ただ単に捨てることです。

もう1つの選択肢は、新たなES細胞の培養法の確立を含む研究目的に余っている着床前胎芽を提供することです。(この目的に同意して、)喜んで提供する親もたくさんいます。

トES細胞研究に反対する人は、人の着床前胎芽は完全な人権を持つべきであり、着床前胎芽をES細胞を作るために使うことは殺人に等しいと考えています。


Part3

2006年、京都大学の山中伸弥博士は、4つの遺伝子の組を特定することで画期的な発見をしました。

Oct4、Sox2、Klf4、それにc-Mycの4つです。この4種類の遺伝子は、普通の細胞が幹細胞のような状態を帯びるように「再プログラム」します。

Klf4とc-Mycは、ガン遺伝子、すなわち、もし不適切に活性化されればガンを発症しかねない遺伝子としてすでに知られていました。

この遺伝子工学によって作られる新しいタイプの幹細胞は、「人工多能性幹細胞」(iPS細胞)と名付けられました。

iPS細胞の特性はES細胞にとてもよく似ています。

iPS細胞は体の組織のどんなタイプにでも成長できる可能性を持っていますし、したがって、再生医療への大きな可能性を持っていると信じられています。

の技術はES細胞が持っていない大切な実用的な特性を持っています。

それは、ある特定の患者さんから取り出した新しい細胞の培養法を確立する能力です。

細胞治療に立ちはだかっている主な問題点である免疫拒絶という危険を冒さないで、iPS細胞を取り出した元の患者さんに戻すことが目的です。

の新しい技術はヒトES細胞研究に反対する人たちから熱烈に迎えられていますし、倫理的な問題には抵触しないと普通は考えられています。

しかし、iPS細胞にも倫理的な問題がまったくないわけではありません。

iPS細胞銀行が数多くの生きている提供者の参加を得て、作られるのをすぐに目の当たりにすることになるかもしれません。

うした提供者は細胞の利用方法に関して、あるいは、利用から得られる商業的な収入に関して何らかの権利を保持すべきなのでしょうか?

提供者は人生の将来性に影響を与えるかもしれないDNAにおける不都合な突然変異が発覚することに対して保護されるのでしょうか?

さらに、ヒトiPS細胞は、キメラを作るために胚盤胞に、理論的には注入されうるのです。

これはクローンを作る手段になる可能性があります。こうした疑問や、その他のたくさんの疑問は確かに、難しい判断を必要としています。


Part4

んな年を取り、死んでいくというのは楽しい事実ではありません。

私たちは、この事実を考えないようにして人生の大半を過ごします。

この点で役立つように、宗教は肉体が朽ち果てた後に、精神が生き残ることについての信仰を作ってきています。

かし、死について考えないようにする傾向がある反面、私たちみんなが動けなくなり通常の生活が送れない状態を避けようと熱望しています。

深刻な障害をもたらしかねない事故を恐れ、アルツハイマー病、脳卒中、心不全、ガンといった加齢に伴う病気のうちの多くによって引き起こされる自立を失うことを恐れています。

うした状態のうちの一つを患っている親友や家族がいる場合に、これは特にあてはまります。

苦しみを終わらせてくれるある種の奇跡の治療法を切望し、その人物を以前のように回復させてくれる、ある種の奇跡の治療法を切望しています。

の病気を幅広い範囲で予防する段階で公衆衛生がうまく行って、しかも、他の病気を幅広い範囲で治療する段階での科学的な医療がうまく行っているおかげで、私たちの願いは、ますます大きくなっています。

このせいで、依然として起こっている深刻な病気の場合が、さらにいっそう悲劇的なものになっています。

とんどの人は、幹細胞研究を高く評価しています。

幹細胞研究は、現段階では治療できない病状に対する新たな、効果的な治療法を作ってくれるだろうと、ほとんどの人が信じているからです。

幹細胞治療がもっと一般的なものになる前に、明らかに、取り組むべき多くの課題が残っています。

これまで見てきたように、倫理的な問題もあります。

幹細胞は潜在的に腫瘍を形成する可能性があるといったような安全性を含む技術的な問題もあります。

しかし、長い目で見ると、限界はありません。

細胞と遺伝子を理解することと、操作する能力でのものすごい発展のおかげで、最終的にはいくつかの主要な革新がもたらされるに違いないと、ほとんどの生物医学の科学者は感じています。