エレメント 3年 和訳[334]

【エレメント3年】Lesson3/Environment or Orangutans?【和訳】

このページではエレメント・コミュニケーション英語3年/レッスン3【Environment or Orangutans?】の和訳を載せていますが、学校で習う表現と異なる場合がありますので、参考程度に見てください。

2019年に改定された教科書を使っている方はこのページです。
改定前の教科書を使っている方はこちらへ。
改定後の教科書と内容が少し異なります。
※Comprehensionの解答例はもうしばらくお待ち下さい。

【ELEMENT3】Lesson3/Environment or Orangutans?【和訳】

Paragraph1

野生の大型類人猿に会うのに、あなたに心構えをさせるものはほとんどありません。

ボルネオ島の熱帯雨林の中を2,3時間、必死で歩いた後、頭上高くに1匹の類人猿がいるのを初めて見たとき、私たちは感嘆して言葉を失いました。

なぜなら、ここにはすばらしい「森の人」、オランウータンがいたからです。

完全に野生で、まったく人間に慣れていなくて、私たちの存在に気づいていても興味を示さないまま、その巨大な類人猿は、曲芸師のようにゆっくりと揺れながら木から木へと飛び移って行きました。

自然は支配されることも破壊されることも不可能であるように見えますが、しかしそれは、実際にはチョウのハネと同じくらい壊れやすいです。




Paragraph2

新しい国際連合環境計画(UNEP)の報告書『オランウータンの最後の抵抗』は、2020年代の初めまでに、ボルネオ島とスマトラ島の広大な熱帯雨林は、消滅しているだろうと主張しています。

このことは、野生のオランウータンが確実に絶滅することを意味し、そして野生のオランウータンの数は過去20~30年ほどですでに減少してきています。

この大規模な破壊の原因は何なのでしょうか?

主に、それは、環境に優しい代替燃料資源として用途が広がっているため、ヤシ油畑が飛躍的に増加したことです。以下のグラフを参照してください。

実際、環境保護に熱心な人たちによれば、ヤシ油は地球温暖化を食い止めることによって、世界を救うのに役立つ可能性もあります。

しかし、そうすることで、地球上で最も愛されている種のうちの1つを絶滅させてしまう危険があります。

Paragraph3

ギニアアブラヤシの実からヤシ油は採取されます。

それは何世紀にもわたって西アフリカの料理に使われ、そしてさらに最近では工業目的のために広く利用されています。

20世紀の間にヤシ油の使用は徐々に減少しましたが、しかし近年また人気が出てきました。

イギリスでは、石鹸から出来合いのあらゆる種類の料理に至るまであらゆるものにおいて材料として使われています。

今日の世界のヤシ油のほとんどはマレーシアとインドネシア、つまりグラフで示されている通り、特にその巨大な熱帯の島であるボルネオ島とスマトラ島に由来しています。




Paragraph4

多くの人にとってこれは良いことです。

ヤシ油は世界の貧しい地域に貴重な収入を提供します。

ヤシ油は健康にもいいのですが、しかし、ヤシ油が世界中の注目の的になっているのは、地球温暖化と闘うヤシ油の可能性のおかげに他なりません。

また、ヤシ油は、植物由来の燃料を作るのに必要な原材料を含んでいて、それが地球温暖化の一因にならないと信じている環境意識の高い一部のドライバーによってすでに使われています。

それは食べ物において健康的な材料であり、そして環境に優しい燃料源です。

Paragraph5

私たちはオランウータンを見ることができて幸運でしたが、しかし数日間ボートをこいだ辺りでボルネオの別の一面も見ました。

熱帯雨林が破壊されて、不毛の地に置き換わっていました。

厳しい規則があるにもかかわらず、インドネシアのジャングルの破壊の80%もが違法に行われています。

一度森林がヤシの木に置き換えられてしまうと、オランウータンやほかの多くのすばらしい絶滅危惧種にとって、その結果はひどいものでした。

都市ジャングルに住む人類にとってヤシ油はおそらく将来の燃料になるでしょう。

しかしながら、悲しいことにそれはまたすばらしい「森の人」がもはや存在しない事態をもたらすかもしれません。