このページではクラウン・コミュニケーション英語1年/Leeson4のオプショナルリーディング【My Father】の和訳を載せていますが、学校で習う表現と異なる場合がありますので、参考程度に見てください。
ピアノだけではだめだと言い続けた辻井さんのお父さん。その本当の心に辻井さんが気づいたのは、つい最近のことだったようです。
父親は音楽についてはあまりよく知りません。演奏中は、母は興奮します。しかし父は冷静なままです。父親とはピアノのことをめったに話しません。ぼくたちは食べるのが大好きです。ぼくたちが寿司屋さんに行くと、寿司の話をします。
7歳の時、コンテストで優勝しました。母はとても喜んでくれましたが、父親は「常にお前より凄い奴はいる」と警告しました。「ピアノをするより、もっと他にすることがあるぞ」と言いました。
中学校に入ってから、父親に対して反抗の念を抱きました。父親がぼくにもっと勉強しろと言うと、ぼくは「ほっといてよ。自分で何をしているのかわかってるよ。」と言いました。
ぼくが17歳の時、ショパンコンクールの後、友人達が来てぼくの将来の計画について助言しました。その会議でぼくの父親が「私が望むことはノブが自立して好きなだけの寿司が食べれるようになってほしいだけだ。それが私の望むすべてだ」と言いました。
自分が父親に対してどう感じているかは言葉に表しにくいです。一度、「川のささやき」という短い曲を書きました。それは、美しい川べりを父親と歩いていることを題材にしています。父親に対する気持ちを表そうとしました。
大人になったので、ぼくはピアノを弾くだけでなく、水泳、スキー、登山がしたいです。ぼくは美術館や、コンサートに行きたいです。彼女がほしいです。これが、まさにぼくが子供のころ父親が言っていたことなのです。
近頃、ぼくは世界に通用するピアニストになることを夢見ています。父親と世界中を回るつもりです。ぼくたちは外国のレストランの席で食べたことのない食べ物について話したいです。
ぼくに彼女ができたら、ぼくは父親の助言を注意深く聞こうと思います。