このページではクラウン・コミュニケーション英語1年/Leeson10【Good Ol’ Charlie Brown】の和訳を載せていますが、学校で習う表現と異なる場合がありますので、参考程度に見てください。
【CROWN1】Lesson10/Good Ol’ Charlie Brown【和訳】
He always wanted to make people happy.
ーJeannie Schulz彼はいつも人々を幸せにしたかった。
ージーニー・シュルツ(チャールズ・M・シュルツの妻)
Take a Moment to Think
1.あなたは何のマンガを読んでいますか?
2.あなたがマンガのキャラクターになれるなら、あなたは誰になりますか?
3.スヌーピーやチャーリーブラウンについて何を知っていますか?
Contents
良き友、チャーリー・ブラウン
最初の『ピーナッツ』のマンガは60年以上前に現れました。漫画家のチャールズ・M・シュルツは2000年に亡くなりましたが、昔なつかしいマンガは出版され続けています。毎日、新しい読者が『ピーナッツ』の登場人物を発見しています。
Section1
チャーリー・ブラウン。ルーシー。ライナス。スヌーピー。
彼らは半世紀以上にわたって雑誌や新聞に登場してきました。
彼らには世界中にたくさんのファンがいます。
自分の隣の家の子どもの名前を知らない人も、自分が勝てると信じて疑わない小さな「敗者」(チャーリー・ブラウン)を、いつも他人に忠告をする少女(ルーシー)を、お守りの毛布を常に肌身離さず持っている小さな男の子(ライナス)を、そして、中でもいちばん有名な、自分を戦闘機パイロットだとか偉大な作家だと考えているビーグル犬(スヌーピー)を知っています。
彼らがマンガ『ピーナッツ』の主な登場人物です。
なぜこのマンガはそんなに人気があるのでしょうか。
『ピーナッツ』はなぜ世界中の人々の心をとらえたのでしょうか。
マンガ『ピーナッツ』のいくつかの作品を見て、この質問の答えを見出せるかどうかみてみましょう。
Qの和訳
①マンガ『ピーナッツ』のファンはどれくらいしますか?
②小さな「敗者」は誰ですか?
③スヌーピーは自分のことを何だと思っていますか?
Section2
父の日、バイオレットは自分の父親について話しています。
彼女はチャーリー・ブラウンに、自分の父はチャーリー・ブラウンの父親より裕福であり、スポーツでも勝っていると言います。
チャーリー・ブラウンには言うべきことがほとんどありません。
ただ自分の父の理髪店にいっしょに行こうとバイオレットを誘います。
そして父は自分を好きだからどんなに忙しくても必ず大きな笑顔をくれる時間があると言います。
バイオレットにはそれ以上なにも言うことがありません。
彼女はただ立ち去ります。
彼女の父のお金や運動能力は、ひとりの父親の息子に対する素朴な愛情に勝ることはできません。
『ピーナッツ』の多くのエピソードが、そのような家庭生活の心温まる側面に焦点を当てています。
『ピーナッツ』を生み出した漫画家チャールズ・M・シュルツは、自分の幼少時の人々や出来事をマンガに写し出しています。
そしてこのことが、マンガ『ピーナッツ』が世界中の人々にこれほどまでに支持されている理由のひとつなのかもしれません。
Qの和訳
④バイオレットはチャーリー・ブラウンに何と言いますか?
⑤チャールズ・M・シュルツは父の日の漫画で何を言いたいのですか?
Section3
このマンガの中でライナスは、ホームチームがフットボールの試合に勝ち大騒ぎしています。
チャーリー・ブラウンは静かに耳を傾け、ライナスにひとつの単純な質問をします。
「相手チームはどう感じたんだろう」
チャーリー・ブラウンは自分自身が失敗を経験しているので、うまくいかない他人の感情をわかっています。
彼は私たちにほかの人のことを考えさせます。
多くの面でチャーリー・ブラウン自身は敗者です。
彼はそんなに優等生でもないし、スポーツでも冴えません。
クラスのかわいい女の子は彼に目もくれません。
富と権力がとても重要な世界なら、チャーリー・ブラウンは負け犬です。
しかしチャーリー・ブラウンは決して本当に負けはしません。
彼は決して自分を残念に感じることはありません。
彼はいつもよりよい明日を望み、挑戦し続けます。
おそらく、真の勝者を作るのはこういう資質なのです。
Qの和訳
⑥ライナスはなぜ大騒ぎしていますか?
⑦なぜチャーリー・ブラウンは敗者の気持ちを理解していますか?
⑧真の勝者になるためには何が必要ですか?
Section4
『ピーナッツ』というマンガのおもしろさはふつうの類とは違います。
大笑いするというよりほほえむことが多いです。
けれども、どういうわけか私たちの気持ちをなごませてくれます。
翌日もまた新聞紙上でチャーリー・ブラウンとライナスとスヌーピーとそのほかすべての『ピーナッツ』の登場人物に会いたくなります。
彼らがそこにいないと、遠くに行ってしまった友だちを思うかのようにさみしい気持ちになるでしょう。
それは友だちがいつも私たちを笑わせてくれるからというわけではなく、いつも自分自身について安心感を与えてくれるからです。
チャールズ・M・シュルツは、人生の本当の成功とは金や名声や権力の問題ではないと訴えているように思われます。
むしろ、希望や勇気や他者を尊敬する心、そしてなによりユーモアのセンスによって決まっています。
彼はかつて、こう言いました。
「もし若い人たちになにかプレゼントをする機会が与えられるとしたら、私はひとりひとりが自分自身を笑い飛ばせるようになる能力を贈りたいと思います。」
Qの和訳
⑨マンガ『ピーナッツ』はどのような面白さですか?
⑩私たちの新聞にピーナッツのキャラクターが見えないとどう感じますか?
⑪シュルツは人生で最も重要な能力は何だと思いましたか?
Section5
ほぼ 50 年にわたってチャールズ・M・シュルツは、来る日も来る日も、一度に一話ずつ『ピーナッツ』を描いてきました。
しかし、1999年の終わりに、シュルツは自分がガンであり、これ以上続けていけないことを知りました。
読者にさよならをするべく、彼はお別れのマンガを描き、それは約6週間後に掲載されることになっていました。
もし彼があと一日長く生きていれば、その印刷されたものを見ていたでしょう。
悲しいことに、彼はそのマンガが出る前日に亡くなりました。
2000年2月13日、世界中の『ピーナッツ』ファンは目覚めると、『ピーナッツ』の登場人物とその作者の双方がもういないことを知りました。
私たちは彼らを自分の友だちと考えるようになっていましたが、その彼らはもはやいなくなってしまいました。
チャールズ・M・シュルツと『ピーナッツ』は、その特有のユーモアとがんばり続けるための優しい励ましで、私たちがこの困難な世界に立ち向かっていく手助けをしてくれました。
新しい『ピーナッツ』の作品が出ることはないだろうけれど、古い作品は今後何年も読みつがれるでしょう。
そして、本当の成功は、他者への思いやり、小さな親切、たとえ大きな困難に直面しても希望を持つ勇気の中にあることを、くり返し私たちに気づかせてくれるでしょう。
Qの和訳
⑫シュルツはどのくらいの期間マンガ『ピーナッツ』を描きましたか?
⑬シュルツとピーナッツが私たちを助けるため何をしましたか?
⑭本当の成功はどこにありますか?
Optional Reading「The PEANUTS Characters」の和訳
